令和4年(2022)のブッポウソウ情報 No. 23:7月中旬の里山の風景(上有漢)

令和4年(2022)7月18日(月)

7月中旬の里山の風景をお届けします。今回は写真の説明のみです。撮影はすべて7月17日。

図1.上有漢神社の鳥居。鳥居の前方にL-07の巣箱がある。L-07のオスは攻撃的で,巣箱に近づくと威かくしてくる。L-07では,どうもメスだけがエサ運びだけを行って,オスは見張り専門に特化しているようだ。このオスはとても嫌なやつで,茂みの陰に隠れていると偵察に来る。L-07では何度も撮影を試みたが,見つかるとエサを持ってこなくなる。なお,手前側は上有漢神社の参道になっているが,県道に出る道はわかりにくい。迷った挙句元に戻る。

図2.ニセノココギリカミキリのオス。この場所で撮影中に飛んできた。ぴよ吉にやろうと思ったが,ビニール袋を食いちぎって逃げた。7月中旬は,カナブンとオニヤンマも発生する。今年はオニヤンマは多そうだ。

図3.H-32の巣箱で子育てをするブッポウソウ(多分メス)。くわえているのはヒノキの実だろうか。メスとカメラの距離は20m。メスと巣箱は30m。近づいても逃げない代わりに,エサ運びも行わない。ここは最近オスがいない。なお,150mほど向こうに巣箱があり,毎年H-32と交互に使って子育てを行っている。多分両方とも自分たちの巣箱だと思っている。メスがいるのは7~8mの高さのヒノキのてっぺん。カメラとの距離は20m。しかも軽トラは下って行く道の途中にとまっている。軽トラの中からレンズ(600mm)を出して撮影するとヨガの訓練になる。ここは吉備中央町。

図4.上有漢の道沿いにある小さな池。池に浮かぶ植物は蓮だろうか?撮影:SONY RX10Ⅲ。

図5,ハスの花。開花は昼夜サイクル(day-night cyle)と毎日の天気の影響を強く受ける。

図6.「有漢どん詰まり」にあるL-05の巣箱。巣箱までの距離40m。ここは一般の方が入って撮影するのは無理。ここも巣立ちが間近で親のエサを運ぶ回数は少ない。

図7.「有漢どん詰まり」にあるフタ取れかけ巣箱の中。この巣箱は地元の人が架けている。巣立ち間近のヒナ。

図8.「有漢どん詰まり」にあるブッポウソウが集まる林。この林の中で10匹前後のブッポウソウが盛んに鳴き交わしているが,それぞれの個体がどこにいるかほとんどわからない。たまに一匹の個体が林から出て,別の個体に激しく追われている(すごいスピードで追う)のを見かける。ここでは追う個体が「パチッ」という激しい威かく音を発することが多い。私には「パチッ」という威かく音を発することは少ないので,威かくついでに遊びに来ているのだろう。有漢川(宇甘川ではない)はブッポウソウの移動の通り道に当たっているようだ。そのどん詰まりにある林には,ひっきりなしにブッポウソウの単独個体やペアが通りがかり,その都度近くにある巣箱(5~6コ)で子育てを行っているペアがスクランブルをかけて追い払う。・・・が,スクランブルをかけるときのブッポウソウの行動の写真撮影は非常に難しい。

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