5月中旬から下旬の里山

備前焼で作った線香立て(orろうそく立)

 ブッポウソウのエサとなるコアオハナムグリは,5月10日前後から飛んでいるのが見られます。それより前は,目立つ甲虫と言えば,センチコガネ(これは食べる)やオサムシ(食べるか不明)あるいは小さいコガネムシ(これは食べる)ぐらいで,非常に少ない。だから4月終わりから5月上旬に飛来しても,自分たちのエサを取るエフォートはバカにならないと思われる。にもかかわらず,エサの少ない時期に飛来するのだから,それには明確な理由があるはずだ。

 甲虫類は,花を訪れる種類(訪花性昆虫)が多い。5月中旬によく目につく花はピラカンサとオオデマリである。どちらの花にもコアオハナムグリが多い。クロハナムグリも混じる。ジョウカイも来るが,ブッポウソウは食べそうにない。この時期には,珍品ムモンベニカミキリも見ることができる。

 5月中旬の吉備中央町には,カキツバタ(ショウブ?アヤメ?)の花がきれいに咲いている。

 5月中旬から下旬になると,道端には多くの花が咲く。よく晴れた日に車であちこち移動しながら,道端の花を見るのは楽しい。そんな花を撮影してみた。

 ここには示していないが,5月下旬になるとタニウツギの花が咲く。タニウツギの花は,咲き始めのころは意外と多くの昆虫が訪れる。ウツギも咲き始めているが,こちらはあまり昆虫は来ない。ミドリヒョウモン,クロセセリ,サカハチチョウはよく来る。夏緑樹林帯だとノリウツギが咲いているころは,いろんな昆虫類が来ている。

 ショウマ咲き始め。ハナウド(?)満開に近い。アセビも咲いていたような・・・。マタタビも白い若葉が目立ち始めている。もう少しするとサワフタギが開花する。サワフタギの花には甲虫(ミドリカミキリ,各種トラカミキリ)が多く飛来する。吉備中央町の新山あたりから北の草原には,ウスバシロチョウの姿も見られる(もう出ているはずである。)

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